たまたま新品のポケットカメラが手に入ったので、子供のころに買ってもらったゲーム機本体で楽しく使っていたのですが、画像プリント機能がありながら感熱紙にしか印刷できないのは、このご時世ちょっと物足りなく感じていました。
そんな折り、Virtual Game Boy Printer with an STM32F4という記事を見ました。STM32の評価ボードとPCで感熱紙プリンターを模擬しています。おおまかに分けて、評価ボードがゲーム機との送受信、PCが画像ファイルへの変換を担っています。自分でも試してみて機能しましたが、都度PCが必要なのは面倒だなと思い、手ごろなサイズのM5Atomに移植を試みました。
M5Atomの無線LANを通して一旦スマホ等に保存するので、Instagramなどにもアップロードできるようになります。#gameboycameraのタグを見ると、海外を中心に同じようなことをやっている人が少なからずいることがわかります。解像度がきわめて粗いのに何が写っているかなんとなくわかるのが魅力ですね。
ゲームボーイの通信ケーブルをカットすると、4本の配線が出てきます。4本の配線を、上の図に従ってM5Atomを接続してください。ATOMIC DIY Proto Kitを使うと、ちょうど4端子のコネクタがあるので取り回しが楽になります。
M5Atom側は、下記フローに沿って動きます。GitHubのコードも合わせて参照ください。