ZAWA WORKS(制作進行 兼 エンジニア)
大学からの帰宅中に後輩と「ファンタジー作品に関連したコンテンツって面白そう」という話題が出ました。そのとき僕は「ファンタジーといえば隠し扉 → 隠すと言ったらエロ本」と連想し、「隠し扉に隠すというのは人類史上一番かっこいいエロ本の隠し方なのでは?」と気づきました。この話をすると誰しも面白がってくれるので、「つくりたい!」という気持ちが大きくなっていきました。すると、「一緒に本棚作りましょう!」という後輩たちが現れ、彼らと一緒に無事に「カラクリ・シェルフ」を完成させることができました。昭和は引き出しの中、平成はベッドの下、令和は「カラクリ・シェルフ」です!お忘れなく!
一番こだわったのは本棚の見た目です。ファンタジー作品に本当に出てきそうな本棚を目指しました。本棚の素材を色々試した結果、アクリル板に木目調のフロアリングシートを貼り付けると理想通りの見た目になることがわかったときは感動しました。
ステッピングモータを用いて、回転を横軸の動きに変換する機構を作りました。ステッピングモータに3Dプリンタで自作したギアを取り付け、タイミングベルトを張ることで、ステージを移動させています。リニアブッシュとリニアシャフトを用いることで正確に平行移動させることができます。リニアシャフトの固定部品や移動ステージは大きさに細かい調整が必要であったため、3Dプリンタで作成しました。
本棚はスチレンボードとレーザーカッターで加工したアクリル板を組み合わせて作成しました。ファンタジーな世界観目指し、筐体は複数種類のフロアリングシートを貼りました。本棚に収納されている本は、方眼紙と印刷した中世ヨーロッパ風の本の表紙を接着し、本上部から見えるページを貼り付けて作成しました。