M5coreINKの特徴であるE-INKディスプレイはLCDに比べ消費電力が少ないため電池駆動に適したデバイスとなります。
〇作製の動機 玄関先でお出掛け前の時間確認と天気予報と降水確率から傘を持参した方が良いかどうかを参照できるようなガジェットが欲しくなりました。時刻確認だけであれば電池式の時計で十分なのですが、一般の時計には天気予報の表示機能が無く、また我が家では玄関に電源コンセントがないため電池駆動で長時間の動作可能なM5COREINKで作製することにしました。E-INKのためLCDに比べてはるかに消費電力が小さいのですが、それでも開発当初は内臓電池のみでは3日程度しか動作させることができませんでした。3日に一度の順は煩わしいですが、週一度だけの充電であれば利便性が高まるため、7日間動作をターゲットに改善出来ないか検討しました。
〇工夫した点 消費電力を抑えるために、試行錯誤行った結果、次のような工夫により内臓電池のみで7日間動作させることができました。 1.WIFI接続時とそれ以外で動作クロック周波数を切り替える。 NTPからの時刻取得と天気予報取得時はWiFi接続が可能となる最低CPU動作周波数である80MHz駆動にし、それ以外は下限値の10MHz駆動としています。 2.画面書換領域を減らす。 画面の上半分を時刻表示エリア、下半分を天気予報表示エリアの2分割でスプライト領域としました。天気予報の更新は下半分のみ書換を行うことにより、全画面書換に比べて消費電力を抑えるようにしました。
使い方
6.こちらの動画もご参照下さい。 https://youtube.com/shorts/trauSGdcWYg