VDT(パソコンのディスプレイやテレビ、スマートフォン等、表示画面を持った情報端末)作業の増加に伴い、VDT 症候群が増加しているのでこれを解決した考えました。予防策はしっかり休憩をとること、そこで我々はユーザーの疲労度が一定ラインを越えたら休憩を促すようなシステムを開発しました。
疲れているときの瞬きの頻度と疲れていないときの瞬きの頻度の差で疲労しているかを判断しました。 瞬きの頻度は標準偏差として値を出しました。まず、最初の5分間を疲れていない通常時の瞬きの頻度として記録します。以降も5分単位で瞬きの頻度を記録し続けます。疲労時の瞬きのばらつきが大きくなるすなわち標準偏差が大きくなるので通常時の標準偏差と大きな差が生まれます。この差を疲労度として算出し、一定ラインを超えたときに、休憩を促すウィンドウが音とともに表示されます。
当初Webアプリケーションとしてパソコン(カメラ搭載)のみで動作するシステムとして開発をしていましたが、開発期間が少し余ったため、完成したシステムをRaspberry pi4に移植しました。
移植において、パソコンを利用しない作業でも利用可能なようにディスプレイをなくし電子工作によってボタン1つで動作するように変更しました。
また、ディスプレイをなくすために休憩はLEDの光とスピーカーの音によって知らせるように変更しました。
移植した際のコード https://github.com/immunity39/TduHack2023/
大学とLINEヤフーのコラボで開かれたハッカソンであるOpenHackUにて、投票賞であるHappyHacking賞を受賞しました。
MediaPipeで目の情報補取得し、瞬きを検知する。 瞬きの頻度から疲労度を算出しある程度のある程度の値に達したら休憩ウィドウを促す。