●きっかけ
子供のころそろばんを使った授業があったのですが、とても難しかった記憶が残っており、「これを自動化できたら楽だし面白そう」と思い作り始めました。
●デザイン
はじめは大きくて映える感じにしようと思いましたが「そろばんと言えば手のひらサイズでしょ」と考え、とにかくあらゆるものを小型・コンパクトにまとめました。特にギヤ配置に配慮することで、何とか手のひらに乗るサイズ感となりました。
●ハードウェア
そろばんの傾斜を利用して珠を弾くカム機構を自作。モーター1回転でちょうど10数えるように珠が自動で動きます。装置背面に一体型ギヤボックスを配置することで、手のひらサイズのコンパクトさで納めることができました。
●ソフトウェア
コストと位置決め性から、バイポーラステッピングモーターを採用。1桁あたり1モーター、合計6モーターを搭載しています。ステップ送り指令にはRaspberryPi Picoを用い、トランジスタを介して駆動させています。また電卓(テンキー)は市販のUSBタイプを使用しています。そのままでは使用できないので中継として「かんたんUSBホスト」を介すことで自在な操作を可能にしています。※かんたんUSBホストの詳細はページ下部の関連リンクに記載しております。素敵なモジュールを開発していただきありがとうございます。