TouchGFXは、STM32マイコンを使ってリッチなGUIを容易に制作するためのGUIエディタです。
GUIだけを作る場合はTouchGFX単体でも動きますが、ハードウェア制御も含めたコードを書くためには関連するツールをインストールして環境を整えなければなりません。
関連ツールはst.comからダウンロードできます。
STM32CubeMX、TouchGFX Designer、STM32CubeProgrammer、STM32 ST-LINKユーティリティをそれぞれダウンロードしてインストールしてください。
各ソフトはゲストでもDownloadができますが、コーディングの過程で必要な機能を使用するにはst.comアカウントへのsign inが必須ですのでアカウントを作っておきましょう。
st社の日本サイトstmcu.jpからもダウンロードできますが、前述のとおりst.comアカウントが必要となるため、st.comからダウンロードするのが無難です。
TouchGFXには多彩なGUIの機能を確認できるデモプロジェクトが用意されています。
ここでは適当なデモプロジェクトを立ち上げてシミュレータでGUIの動作確認を行います。
今回はSTM32U5G9J-DK2という開発ボードを使用するため、STM32U5G9J-DK2に書き込めるデモプロジェクトを選択して立ち上げてからボードに書き込みます。
この記事ではST社公式開発ボード STM32U5G9J-DK2 の使用を前提としています。
開発環境はTouchGFX、STM32CubeIDE及び関連ツール類です。