●背景
最近、AIによる文字起こし機能の進化か著しいので、アナログチックなデバイスで対抗してやろうと思い開発しました。
●デザイン
AIに対抗するということで、外観はあえてレトロなイメージを連想させるように縦型のカメラとしました。また、持ち運びが容易になるように単三型電池(6本=9V)をバッテリーとしています。しかし通常の乾電池だと出力が足りずサーマルプリンターを駆動できないため、高出力のリチウムイオン充電式1.5V電池を使用しています。
●仕組み
メイン制御にはAtomS3R Camを使用しています。AtomS3R Camのカメラで取得した画像データをグレースケール化⇒サイズ縮小⇒文字割付け⇒印刷文字列生成の順番で変換し、サーマルプリンターで印刷します。
●文字について
通常、レシート用のプリンターが使用する文字の最小サイズは9x17ドットですが、今回はアスキーアートの解像度を高めるために6x12ドットでオリジナルフォントを作成しています。また、文字の縦横比が1:2であるため、1文字に対し画像の2ピクセルを上下に配置し、配置した2ピクセルの濃さの組み合わせから文字を選択しています。
たとえば上ピクセルが真っ白で下ピクセルが灰色の時は「,」、上ピクセルが灰色で下ピクセルが真っ白の時は「^」を配置するイメージです。