「はっきんぐパパ」は、
“自分の子どものために何かを作る” という想いから生まれたチームです。
その中で今回の作品「どっくんどっくん」は、
ある日、我が子の何気ないひとことから生まれました。
「ねえパパ、わんちゃんも“どっくんどっくん”してるの?」
そのとき、娘は自分の胸に手を当てながら、
目をまっすぐにしてそう聞いてきました。
子どもは日々、
世界のあらゆることに興味を持ち、
素直に疑問を投げかけてくれます。
その“興味の芽”を大切にしたい。
そして、「心臓」というテーマを通して
“生きている”ということを感じてほしい。
そんな想いから生まれたのが、
絵本「どっくんどっくん」です。
【構想初期のスケッチ】

心臓のリズムを感じながら、
いろんな生き物にも心臓があり、
それぞれが“いのち”を奏でていることを伝える——
それが、この絵本の原点です。

「どっくんどっくん」は、
絵本 と ハート型デバイス が組み合わさった“体験する絵本”です。
絵本の中には、いろいろな動物たちが登場します。
それぞれの胸のあたりには、かわいらしいハートマークが描かれています。
子どもがそのハートに、ハート型デバイスを“トン”と当てると…

その動物の「心拍のリズム」で
ハートが 赤く点滅 します。
「どっくん、どっくん」
「とくん…とくん…」
――動物たちの“命のリズム”が目に見えるかたちで感じられるのです。
ハート型のデバイスには、
コニカミノルタ株式会社のフレキシブル有機EL照明(OLED)「ヒカルカミ」(https://www.konicaminolta.jp/oled/about/) を採用しています。
ハートのデバイスの外装は下記です。

絵本のハートマークの裏面と、
ハートデバイスの裏面には導電テープが貼られています。

デバイスをハートマークに当てることで通電し、
その信号パターンによって
どの動物かを認識・対応する点滅リズムを再生します。
信号パターンは以下のスケッチのように動物によって変更しています。

このデバイスを絵本のハートマークに重ねることでヒカルカミが点滅し、 動物のリズムを再生します

子どもたちが
“命にはそれぞれのリズムがある”ことを感じ、
“ちがい”をやさしく受け入れる心を育む。
そんな想いから生まれた絵本です。
実際の絵本のページです。様々な動物のリズムを感じることができます







