完成作品

【一言でいうと】
かざすと周囲で流れている音楽の曲名・アーティスト名等を識別することができるアプリ。MA10出品作品のリニューアル版です。
 
【リニューアルの内容】
≪1.音楽識別アプリの現状≫
音楽識別アプリはたくさんあり、その多くが同じAPI(Gracenote API)を利用しています。そのため、どのアプリも「音楽を識別する」という、この種のアプリの中核的機能は、同じ品質です。
 
≪2.後発組の開発の方向性≫
そこで、後発の開発者が先行する音楽識別アプリに追い付くためには、この中核的機能以外の付加価値で勝負するほかありません。
 
≪3.リニューアルの趣旨≫
「付加価値」として考えたのが、機能及びデザインの簡素化です(「付け加えるのではなく、削って簡素化することが、付加的な価値」というわけですから、逆説的ですが・・・)。
 
≪4.ユーザーのニーズ≫
本アプリの旧バージョンには、世界各国のユーザーから700件を超えるレビューが寄せられました。
(レビュー管理画面のスクリーンショット; https://tinyurl.com/ya95xugd )
  
それらのレビューにおいて、一部の先進国を除く多くの国のユーザーは、アプリに対し、複雑な機能より「軽量かつ高速」であることを求めていました。
 
≪5.上記4.のユーザー・ニーズの理由≫
これは、スペックを抑えた低価格スマホの普及と無関係ではありません。先進国で普及しているような高スペックのスマホ上で普通に動くアプリも、低スペックのスマホ上では、重く感じられるからです。
 
≪6.音楽識別アプリとの関係で具体的に言うと≫
音楽を識別した後、その音楽の関連情報(ビデオ情報、トップアルバム情報など)をアプリ内で表示させようとすると、アプリが重くなって(容量が大きくなって)、起動に時間がかかるばかりか、UIが複雑になり、操作性が低下します。

≪7.複雑な機能やUIは、音楽識別アプリの中核的機能を損なう可能性も≫
とくに、「音楽識別アプリがどういうシチュエーションで使われるか」ということを考えますと、ユーザーが「軽量・高速」性を望む理由が、さらにはっきりします。
 
音楽識別アプリは、一般に、「街中等を歩行中、たまたま流れてきた音楽が自分の感性に合っていた。だから、その曲名を識別して、あとでユーチューブ等でじっくり聞きたい。」というようなシチュエーションで使われます。
 
このような状況下で、アプリの立ち上げに時間がかかったり、操作に手間取ったりしていたら、曲名を識別する前に、その音楽が終わって次の曲が始まってしまうかもしれません。
 
つまり、音楽識別アプリは、時間的な制約がある中で使われるのが普通ですから、「音楽を識別する」という中核的機能を存分に発揮させるためには、「軽量かつ高速」であることがとくに重要になるのです。
 
複雑な付随機能を持たせることによって、起動に時間がかかったり、UIが複雑になったりして、「音楽を識別する」という中核的機能が十分に発揮されないとすれば、それは、本末転倒とも言うべきです。
 
≪8.リニューアルで目指したこと≫
以上を踏まえ、本リニューアル版では、機能及びデザインの簡素化に徹し、アプリに「軽量かつ高速」を望むユーザーのニーズに応えることを目指しました。
 
≪9.リニューアル版に関するユーザー・レビュー≫
リニューアル版に関するユーザー・レビューは、今のところ(2016年4月1日現在)、高評価と低評価が拮抗しています。高評価は、次のようなレビューに代表されます。
「Great app... And light weight! Works just as well as the other well known apps but without all the bloat! And the latest update has made it even better with the history feature. Good work :)
from John Noy(2016/03/31、7:01)(和訳:素晴らしいアプリ...そして軽量! サイズが肥大化することなく、他の周知のアプリと同じようにうまく動作する!そして、最新のアップデートで履歴機能が付き、さらに良くなった。いい仕事だ。)」
※なお、このレビューの投稿者は、高スペックのスマホから投稿しています。アンドロイドのレビュー管理画面には、投稿者のスマホの機種名及びOSのバージョンも表示されるので、それがわかります。
 
一方、低評価は、次の様なレビューに代表されます。
「動かなくなった」「失望」「役立たず」「くず」(以上は、すべて和訳です。)
これは、アンドロイドの一部の機種において、「旧バージョンのアプリは動いていたのに、新バージョンにアップデートしたら動かなくなった」という現象が起きていることを意味します。この問題の解消は、今後の課題です。
 
 
≪10.補遺;識別された音楽の関連情報について(MA8後、記述言語の変更が必要になった理由)≫
本作品では、識別された音楽の関連情報は、すべてアプリの外(WEBページ上)に出し、アプリには、その関連情報が集約されたWEBページへのリンクだけを表示します。
 
そのWEBページは、こちらです。
Music Cloud; https://tinyurl.com/y93r8c8g
 
上記Music Cloudは、MA8出品作品( http://wikyou.net/forMA8/ ) の一(いち)構成要素ですが、MA8後、アクセスのほとんどがスマホ経由になったことから、大きな変更が必要になりました。
 
すなわち、上記Music Cloudのユーザーの多くは、基本的に、ユーチューブで音楽を聴きながら、関連情報を閲覧したいというニーズを持っています。中でも、アナログ・レコードが主流だった当時、「レコードを聴きながら、アルバムのカバージャケットに記載された解説を読む」という経験をしてきた世代は、特にこのニーズが強いと言えます。
 
PC経由でのアクセスが主流だった頃は、このようなニーズを満たすのは容易でした。関連情報へのリンクを生成し、ブラウザーの別のタブで開くようにしておくだけで、ユーザーは、ユーチューブ動画を再生しながら、再生を途切れさせることなく、そのアーティストのウィキペディアの記事を検索して読んだり、その曲に関するツイッターのツイートを眺めたりすることができました。

ですが、スマホでアクセスした場合は、それが難しくなります。デフォルトの設定のままユーチューブにアクセスしたり、ユーチューブのアプリを立ち上げたりして、動画を再生し、音楽を聴き始めますと、途中で、ウィキペディアの記事を検索したり、ツイートを眺めたりしたら、その間、動画再生は停止されます。
 
そこで、「スマホでユーチューブ動画を再生しながら、ページ変遷なしで、かつ、動画再生を途切れさせることなく、関連情報を閲覧することができる」ようにするためには、コードの全面的な書き換えが必要となりました。
 
具体的には、PHPで書いていた旧版のコードを新版ではJavaScript(jQuery)で全面的に書き直し、デザインと動作を大幅に変更いたしました。
 
上記Music Cloudは、現在、
①本作品;Music Identification(音楽識別)Renewal Version;  https://tinyurl.com/h4az5kj のほか、
②アプリ;Today's Hit Music and Movie; http://tinyurl.com/hgr3ch9 及び
③WEBサービス;100以上のTwitter Bot(MA8出品作品); https://wikyou.net/forMA8/
において、リンク先として共用しています。

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