急性中耳炎の重症度や推奨治療が分かるLINE Bot

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医療の諸問題をデジタルテクノロジーで解決したいと思っています。

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プログラムの勉強を始めて4か月ほどの開業医です。


診断治療を行う上で、病気のおすすめの診断法や、治療法などを記載した診療ガイドランというものがあります。診療ガイドラインに従うことは強制ではないのですが、エビデンスに基づいた治療をするためにはガイドラインは重要です。

急性中耳炎にも診療ガイドラインがあります。年齢、熱や痛みなどの症状、鼓膜の状態などに各スコアが決まっていて、合計スコアによって重症度や、推奨治療が決まってきます。しかし、忙しい臨床現場ではスコアリングを行う時間がとれず、各医師がそれぞれの判断により治療が行われているのが現状です。この問題をデジタルテクノロジーで解決できないかと思っていました。

今回、小児急性中耳炎の診療ガイドライン(2018年-日本耳科学会)に沿って、急性中耳炎の重症度と推奨治療が短時間で簡単に分かるLINE Botを作成しました。

node.js expressでLINEのMessaging APIを連携し、LINE上で質問に答えていくとスコアリングが行われ、急性中耳炎の重症度と推奨治療が短時間で分かるようになっています。リッチメッセージとクリックリプライを使ったことでUIのなかなか良いLINE Botになっています。

医師が臨床現場で使うことを想定して作成しているため、推奨される薬剤名(抗生物質の略語)などは一般の方には分かりにくい表記となっておりますが、一般の方でも医療機関で「鼓膜の赤さ・腫れ・耳垂れ」の程度を医師に聞いていただくと自分の急性中耳炎の重症度を判定することができます。

またMicrosoft Custom Vision Service で様々な鼓膜画像300枚を学習させ、高精度のによI鼓膜画像認識モデルを作成しました。

こちらと連携したLINE Botも作成しました。

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臨床の現場で、患者の診断時に活用する診療ガイドランを、往診ではなくLINEアプリ内で完結させる実用度の高いサービスですね。病院と患者双方の作業効率化が計られており、その着眼点の良さと今後のサービス展開の可能性を感じて、選定いたしました。


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