FA装置の制御にはPLC(シーケンス制御)と云われる機器が使用されています。 PLC内部にはビットやワード(16bit)単位のデバイスがあり通信で読み出したり書き込んだりできます。 ビットをスイッチやランプ、ワードは数値の表示や設定に用います。
画面の編集はKeynoteやPower Pointの様にラベルやスイッチなどの部品をページに追加していきます。その部品とPLCのデバイスと紐づけていきます。
実行するとFA装置のタッチパネルとして使用できます。
ESP32用にライブラリーirBoard Library for ESP32を準備しました。このライブラリーではPLCにある様なデバイスを準備していて、そのデバイスを通じてirBoardとやり取りができIoTデバイスのタッチパネルとしても動作できます。 Qiitaに記事を書いてますので使い方の参考になると思います。
数値のフォントはけしかんさんのDSEGフォントを使わせていただきました。素晴らしいフォントをありがとうございます。
Example
- irBoardをiOSデバイスにインストールします。AppStoreページ
- irBoard Library for ESP32のBasic exampleをM5StackやM5Stick-C、M5Atomに書き込み起動します。(PlatformioプロジェクトになっていますがArduino IDEにも容易に移植できると思います。)
- platformio.iniのdefault_envsを使用するデバイスに合わせて書き換えてください。
- irBoardのチュートリアルにある 7. IoT Basic. を選択します。
- iOSデバイスのWiFi設定でネットワークに表示される irBoard ESP32 を選択しパスワードに password を入力して接続します。
- M5デバイス側ではAP MODEでWifi接続できる様にしています。
- irBoardのプレイボタン(▷)で実行します。
- 終了は画面の何もないところを5回タップするとナビゲーションバーが表示されるのでExitボタンを押して終了させます。
動かした様子はこちらで見れます。動画にはありませんが、M5StickCのボタンを押すと画面のLEDボタンが点灯します。 https://youtu.be/rB2vO7esAcU
冒頭の動画にあるAtom Mate for toioとの接続も同様にtoio_mateexampleとチュートリアル 8. IoT control toio. の組み合わせで試せます。 M5Atomでは容量が足りずAtom S3での実装になっています。