水入れどっち

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田んぼに水を入れる際どちらの取水口から入水するかを判断します。

link https://github.com/katsuyoshi/from_which_to_fill_water/tree/main
動画
開発素材

ツール

システム構成
system image

構成、設置

Seeed Studio XIAO ESP32C3に温度センサーDS18B20と押しボタンスイッチ、2 色LEDインジケーターライトを接続します。 これを塩ビパイプに組み込んだ物を2組み用意しシリアル通信で接続します。 それぞれを田んぼの入水口に立てて設置します。


制御内容

  • 押しボタンスイッチを押すとDeep sleepから復帰し動作を開始します。
  • 水温を測定します。測定している間は赤と緑の交互点滅をします。
  • シリアル通信で相手の温度と自分の温度を比較し、自分が高ければ緑点滅に、相手が高ければ赤点滅に、同じなら黄色(赤、緑とも)点滅させます。
  • Deep sleepに入ります。

使い方

どちら側からでもいいですが、押しボタンスイッチを押します。 結果が赤点滅なら相手側の水温が高いので相手側から入水し、緑または黄色点滅なら押した側から入水します。


ストーリー

課題

田んぼに水を入れる際、用水路の水温が田んぼの水温より低いため、取水口付近の水温が下がってしまいます。いつも同じ取水口から水を入れていると、取水口付近の低温状態が続き、稲の生育が遅れる原因となります。


狙い

取水口が複数ある場合、入水する箇所をローテーションすることで、取水口付近の低温状態が続くのを防ぎ、収量や品質の向上を目指します。


解決策

単純に取水口を順番に切り替えていけば良いのですが、数日経つと「前回はどこから入れたっ?」となり、記憶や記録に頼らざるを得なくなります。

そこで、その時点で水温が高い取水口から水を入れるという方法を考えました。これなら記憶や記録に頼らず、状況に応じて適切な判断ができます。

具体的には、各取水口の水温を測定し、最も温かい取水口を選んで水を入れることで、冷えすぎによる生育の遅れを防ぎます。


時系列

実験でうまくいきそう


ユニバーサル基板に実装


塩ビパイプへ組み込み中


完成


いざ設置しようとしたらバッテリー切れになっていたので1ヶ月くらいしか持たないかもしれない…
数日に一回のときもあるからシーズン持ってくれると嬉しい。


改造案

  • 入水口が3箇所以上の場合の対応。今のところ必要がないので当分予定なし。
  • 通信を有線から無線に。意外と電線の値段が高い。
  • バッテリー持ち

効果は?

秋まで待て

その他

圃場整備に伴い地域で法人化になり昨年から法人として営農(といってもお手伝い程度)してます。


関連

ALGYAN(あるじゃん)主催 公式イベント! の時にSeeed Studio XIAO を購入していたのでそれを使って予備実験をしました。

電源を供給するとチャージ用のLEDが点灯してしまって余計な消費電力がかかってしまうかと思って検索すると @mnlt18 さんのポスト経由で裏面のBTパットから入力すればいいのが分かりました。ありがとうございます。

メンバー
  • user
    かつよし @katsuyoshi

関連リンク
user
ばんの @tomoki_banno

YouTubeで紹介させて頂きました!
https://youtube.com/live/E5aZJxJ77jI

user
かつよし @katsuyoshi

ご紹介ありがとうございます。


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