聴覚過敏の方々のための電子ペーパーバッジ

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聴覚過敏の方々のための電子ペーパーバッジです。周囲の音が大きいときに「つらい」と伝えることができます。Pimoroni Badger 2040などを使っています。

link https://github.com/cubic9com/badger2040_soundbadge
動画
開発素材
システム構成
パーツ 製品名 説明
本体 Pimoroni Badger 2040 Raspberry Pi RP2040搭載の電子ペーパーバッジ
音量センサー Zio Qwiic Loudness Sensor 周囲の音量をリアルタイムで測定
ステータスLED SparkFun Qwiic Button ボタンとしては使用せず、内蔵LEDをステータス表示に使用

Qwiic(I2C)接続で、はんだづけなしで配線できます。

ストーリー

開発のきっかけ

このバッジは、私自身の困りごとから生まれました。

数年前、2人目の子どもが2歳になった頃から、家の中はどんどんにぎやかに。子どもたちや妻が同時に僕に話しかけてくる中で、テレビや生活音も重なり、聴覚過敏の症状が強くなっていきました。

そこで、家族、とくに妻や上の子に「今ちょっと音がつらい」とやんわり伝え、声のボリュームを抑えてもらうために、このバッジを作りました。

動作概要

本デバイスはラウドネスセンサーを使って、周囲の音量をリアルタイムに計測します。
音量が設定したしきい値を超えると、LEDが赤く点灯し、電子ペーパーにメッセージを表示します。

インストール方法

  1. リポジトリをクローンします:

    git clone https://github.com/cubic9com/badger2040_soundbadge.git
    
  2. Thonny をダウンロードし、インストールします。

  3. Thonnyを起動します。

  4. 画面右下の「インタプリタ」欄で「MicroPython (Raspberry Pi Pico)」を選択します。選択できない場合は、Tools > Options > Interpreter から選択できます。

  5. USB ケーブルで Badger 2040 をパソコンに接続します。

  6. Thonny の「停止ボタン(■)」をクリックして実行中のプログラムを中断します。Thonnyの最新版では、接続時に自動でプログラムを中断するオプションもあります: Tools > Options > Interpreter > Interrupt working program on connect にチェックを入れてください。

  7. プログラムを停止すると、Shellウィンドウに以下のようなプロンプトが表示されます:

    >>> 
    

    これが表示されていれば、Badger が正常に接続されており、コマンドの受け付け準備ができています。

  8. Thonnyでsoundbadge.pyloudness_normal.binloudness_abnormal.binをBadger 2040に転送します。

メンバー
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    きゅーこん @cubic9com

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