完成作品

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【一】一言で言えば、コールサイン(呼出符号)と音声コマンド(VUI)でドローン3機を同時に個別操縦できるようにした作品です。

デモ動画は、次のとおりです。
 ①「7秒ver. YouTube動画
 ②「30秒ver. Youtube動画
 ③「1分46秒ver. Youtube動画
 ④「3分02秒ver. YouTube動画

◆概念図は、こちらです。

◆要約(プレゼン資料)は、こちらです。

 

【二】概要

【1】ドローン3機を音声コマンド(VUI)で操縦します。
なぜ、音声コマンドなのかと言いますと、音声は、複数のロボットを同時操作するのに最適だからです。
◆即ち、今後、様々なロボットが続々登場することが予想されます。現在の、ペッパーのような人型ロボット、アイボのようなペットロボット、ルンバのような掃除ロボットだけでなく、料理ロボットや、洗濯ロボット、アイロンがけロボット、靴磨きロボットなども登場するでしょう。実際、今回のMA_2018でも、斬新な発想の驚嘆すべきロボットが多数出品されています。そして、近い将来、AIを搭載して自律飛行し、自律的にしゃべるミニドローンも登場するかもしれません。【参考;「自律型ロボット兵器 動画」】
◆そういう多様なロボットたちに対して指示を出すのに、指で一つ一つ入力したり、タッチ操作したりするのは、手間がかかり面倒です。それより、「ロボットA君、あれやっといて!」「ロボットB君、あの部屋掃除しといて!」「ロボットC君、散歩に行こう!」と航空管制官のように声で命じるほうがはるかに楽です。複数のミニドローンを同時操作するのも、また然りです。
◆今、IT大手がこぞってVUI(Voice User Interface=音声ユーザーインターフェース)に力を入れていることからもわかるとおり、近未来のロボットに囲まれて生活する世界では、VUIが最適であり、かつ、必然なのです。

【2】各ドローンには、次のようなコールサイン(呼出符号)が設定してあります。
 ①青い羽根のドローン;
 「ブルー・サンダー
 ②赤い羽根のドローン;
 「レッド・グラバー
 ③黒い羽根のドローン;
 「ブラック・ライダー
なぜ、コールサインを設定するのかと言いますと、複数のドローンを『個別操作』するためです。
◆即ち、ドローンが3機あるのに、コールサインが設定されていなければ、「離陸せよ!」と命じれば、ドローンたちは、3機のうちのどれに対する命令か理解できず、結果「我も我も」と全機一斉に飛び立ってしまいます。
◆これに対し、コールサインが設定されていれば、「ブルー・サンダー、離陸!」「レッド・グラバー、スピン!」「ブラック・ライダー、着陸」など、各ドローンが理解できる形で、3機各々に個別に命令を下すことが可能になります。
『人間に名前があるように、ロボットたちにも名前(コールサイン)がある。』ロボットたちと共生する近未来の世界では、それが当たり前になるでしょう。
◆因みに、映画「スターウォーズ」等を観てもわかります。人間のルーク・スカイウォーカーは、ロボット(ドロイド)のR2-D2(アールツーディーツー)に対し、「R2-D2、あれを解除しろ!」等のように命じます。『R2-D2』はコールサイン、『あれを解除しろ!』は音声コマンド(VUI)です。

【3】上記の理由により、操縦の際は、「ブルー・サンダー、着陸」「レッド・グラバー、着陸」等のようにコールサインを前置します。
◆なお、今回設定した各コールサインは、ファーストネーム及びラストネームで構成されています。そして、フルネームのほか、ファーストネームだけ又はラストネームだけでも、音声コマンドが通るようにしてあります。
◆例えば「ブルー・サンダー」であれは、『ブルーサンダー』のほか、『ブルー』だけでも『サンダー』だけでも、音声コマンドは通ります。

【4】デモ(2018年11月12日「Mashup Battle 1stSTAGE in 東京一部」)の中での各機の役割は、次のように設定してあります。
 ①「ブルー・サンダー」;フリップ(宙返り)しながら通訳してくれます。
 ②「レッド・グラバー」;プレゼン内容を記したメモを届けてくれます。
 ③「ブラック・ライダー」;近接警護の実演をしてくれます。
◆現時点の技術では、このような事前設定が必要ですが、将来、AI搭載の自律型ミニドローンが出てくれば、そのような事前設定は不要になるでしょう。(上記【参考動画】の中でも述べられていましたが、ロボットの自律性を高めることは、ロボット業界の大きな潮流の一つです。)
◆つまり、このデモは、いわば「近未来の世界の予想イメージ(想像の産物、空想の世界)」なのです。

 

【三】技術

【1】ソースコードは、GitHub上の次のオープンソースSDK(アンドロイドアプリ製作用)を使用します。
rediscovery-of-the-wheel/FlightDemo
◆ビルドする際に出たエラーへの対処法は、https://fukuma.info/forMA2018 にまとめておきました。
◆未署名のdebug-apkファイルは、以下からダウンロードすることができます。
 □Download;ブルー・サンダー
 □Download;レッド・グラバー
 □Download;ブラック・ライダー
◆上記未署名のdebug-apkの使用方法は、次のとおりです。ダウンロードしたdebug-apkファイルをandroidスマホにインストールしてアプリを起動し、スマホのBluetooth及びWi-fiを有効にした上で、ミニドローン(MAMBO)の電源をONにします。すると、アプリのイントロ動画画面に「ドローンを検出中…」の文字が表示され、スマホ周辺に所在する対応ドローンの探索が始まります。(アプリは、Parrot社のドローン全機種に対応していますが、2018年以降発売の新機種への対応は不明です。)ドローンが検出されると、イントロ動画画面の上段にはそのミニドローンのIDが、下段には起動メニューが表示されます。ミニドローンのIDをタップした後、起動メニュー下段、左から2番目の赤いハートマークのアイコンをタップすれば、音声操作画面になります。
◆なお、アプリのイントロ動画は、次のフリー素材を使用させていただきました。
 https://pixabay.com/ja/videos/宇宙船-ドローン-サイエンス-フィクション-空気-シ-fi-2379/

【2】音声コマンドは、次のファイルに定義します。(各機のコールサインもこのファイル内に記述します。)
◆FlightDemo-maste\arflight\src\main\java\com\serenegiant\aceparrot\VoiceConst.java
◆作成したVoiceConst.javaは、次のページにアップしてあります。このファイルは、「離陸させるには音声でどのように命じればよいか」等、音声コマンドの一覧表を兼ねています。実働時は、「VoiceConst.java」というファイル名にして、文字コードを「Shift-JIS」から「UTF-8」に変更して保存します。(下記アップしたファイルの文字コードを「Shift-JIS」にしてあるのは、JavaファイルをWEBブラウザー上で表示する際、文字コードが「UTF-8」になっていると、ファイル中の日本語文字列が文字化けするからです。)
△ブルー・サンダー用;https://fukuma.info/forMA2018/VoiceConst(ブルーサンダー20181104(なぜなら私たちは国際救助隊だからです).java 
△レッド・グラバー用;https://fukuma.info/forMA2018/VoiceConst(レッドグラバー6 20181104(なぜなら私たちは国際救助隊だからです).java 
△ブラック・ライダー用;https://fukuma.info/forMA2018/VoiceConst(ブラックライダー20181104(なぜなら私たちは国際救助隊だからです).java 
◆音声コマンドを定義するに当たっては、ゆらぎを考慮する必要がありますので、VoiceConst.javaに記述する音声コマンドは、結構な量になります。

【3】音声応答は、次のファイルに定義します。
◆FlightDemo-master\arflight\src\main\java\com\serenegiant\aceparrot\VoiceFeedbackSettings.java
◆作成したVoiceFeedbackSettings.java(ブルー・サンダー、レッド・グラバー、ブラックライダー共通)は、https://fukuma.info/forMA2018/VoiceFeedbackSettings(デモ用).java にアップしてあります。

【4】音声応答ファイルは、oggファイルにして、次の場所に入れます。
◆FlightDemo-master\arflight\src\main\res\raw

【5】イントロ動画を変更する場合は、次のmp4ファイルの内容を変更します。
◆FlightDemo-master\arflight\src\main\res\raw\into_the_sky.mp4

【6】音声応答ファイルの合成音声は、次のWEBアプリで作成します。
http://free-translation.imtranslator.net/speech.asp?dir=ja
◆カタカナ交じりの日本文を自然なイントネーションで合成してくれるという点では、いろいろ試したうち、無料版ではこれが最良のようです。(他の無料音声合成アプリの多くは、カタカナの部分の抑揚が不自然になるようです。)
◆合成する音声のテキストを入力し、「Say It」をクリックすると音声プレーヤーが表示されます。その音声プレーヤー上で右クリックから、生成された音声ファイル(wavファイル)をダウンロードすることができます。
◆英語その他の外国語も、作成可能です。英語は、男性音声・女性音声の選択が可能です。日本語は、女性音声だけです。
◆余談になりますが、http://free-translation.imtranslator.net/speech.asp?dir=jaにおいて、英語で「We are MA」(ウイ アー エム エー)と発声する合成音声ファイルを作成するのは、意外に難しいのです。最終的には、次のようなテキストを入力して、ようやく聞き取れる「We are MA」(ウイ アー エム エー)になりました。
【例】;「ブラック・ライダー、離陸」という音声コマンドに対する、応答音声作成時の入力テキスト;
『 Black Rider, take off. We are  "A" "MU" "A". Repeat. We are  "A" "MU" "A". 』
◆そして実は、日本語で「ウイ アー エム エー」と発声する合成音声ファイルを作成する際も、工夫が必要なのです。「ウイ アー エム エー」又は「ウイアーエムエー」というテキスト入力では、抑揚が不自然になります。次のようなテキストを入力すれば、きれいな「ウイ アー エム エー」になります。
【例】;「ブルー・サンダー、着陸」という音声コマンドに対する、応答音声作成時の入力テキスト;
『 ブルー サンダー、着陸します。WE ARE MA! 繰り返します。WE ARE MA!  』
◆作成した合成音声をさらに「宇宙飛行士」「プロトコルドロイド」等さまざまなキャラクターに変換する場合は、ボイスチェンジソフト「Voxalボイスチェンジャー」が優れているようです。(無料試用期間は2週間です。本作品では使用していません。)
◆作成した合成音声は、次のページで聴くことができます。
○ブルー・サンダー用;https://fukuma.info/forMA2018/response/response-blue.html 
○レッド・グラバー用;https://fukuma.info/forMA2018/response/response-red.html 
○ブラック・ライダー用;https://fukuma.info/forMA2018/response/response-black.html 

【7】音声応答ファイルの増幅(600%に)及び変換(wavからoggへ)には、次のフリーソフトを使用します。
◆「Mp3 Volumer」 http://www.mp3volumer.com/

【8】ドローンは、Parrot社の「MAMBO(マンボ)」を使用します。
◆機体重量63グラムで200グラム未満のため、航空法の規制対象外です。
◆もっとも、電波法、道路交通法、民法、自治体の条例等、航空法以外の法令は適用されますので、道路、公園、河川、海岸、民家の上空等、屋外で飛ばす際には、適用法令の規制に従う必要があります。この点を考えますと、気軽に飛ばす場所としては、屋内が適しています。
◆本作品の制作にあたり、購入したMAMBO用オプション・パーツは、次のとおりです。
①amazon【国内正規品】Parrot ドローン用アクセサリ キャノン&ボール 50個 MAMBO対応 PF070263 Parrot(ブラック・ライダーに装着)
②amazon【国内正規品】Parrot ドローン用アクセサリ グラバー MAMBO対応 PF070264 パロット(レッド・グラバーに装着)
③amazon Rantow 4色プロペラ小道具ブレードコンボ用 Parrot Rolling Spider/Airborne Cargo Drone/Airborne Night Drone/Hydrofoil Drone/Mambo(ブルー・サンダー及びレッド・グラバーに装着)
④amazon Morpilot Parrotドローン バッテリー 3個 3.7V 600mAh 2.1Wh 20C Lipo MiniDrones mambo対応 充電器付き(MAMBO本体にも、バッテリー1個及び充電器が付属しています。ただ、バッテリーは最長9分程度しかもたないようですので、このオプション・パーツは、実機で連続テストするために予備バッテリーとして購入しました。)
⑤amazon Anbee ハードシェルケース収納ボックス Parrot Mambo Minidroneに対応(このハード・ケースは、MAMBO本体に付属する「ゴーグル」が入らない小型のタイプです。)

【9】FPVカメラについて 
◆FPVカメラとは、First Person View Camera(一人称視点カメラ)の略です。FPVカメラをドローンに装着すれば、飛行するドローンからの映像(つまり、ドローンに搭乗して操縦しているかのような映像)を、リアルタイムでスマホやゴーグルに映し出したり、その映像をSDカードに保存したりすることができます。(※詳細;FPVカメラとは:bit.ly/FpvCamera )
◆本作品はFPVカメラを使用しておりませんが、MAMBOにはFPVカメラを取り付けることができます。FPVカメラを取り付けるときに犯しがちな設定ミスに関する注意点は、アマゾンに投稿した商品レビューにまとめておきました。
◆本作品で使用したSDKは、MAMBOのFPVカメラには対応しておりません。(※Parrot Bebop Drone及びParrot Bebop2 DroneのFPVカメラには対応しているようです。)MAMBOのFPVカメラを使用したアプリを自作できるSDKとしては、次のParrot社純正SDKがあります。(※こちらは、androidだけでなく、iOSにも対応しています。)
https://github.com/Parrot-Developers/Samples
◆上記Parrot社純正SDKは、本作品のアイディア段階で、試行ビルドしております。このParrot社純正SDKのビルド方法については、「ARDroneSDK3 API Reference日本語版について」等の解説ページがありますが、最終的には次の解説どおりやってうまくいきました。「Parrot Drone SDKの使い方
◆上記「Parrot Drone SDKの使い方」のページの中段あたりに記述がある「サンプルのビルドと実行」を行うためには、事前準備として、①「Gradleのインストール」及び②「ANDROID_HOME と PATH の設定」が必要です。これらの詳細は、①https://qiita.com/tatesuke/items/6e30dc8891d0857f240e及び②https://loumo.jp/wp/archive/20151219091622/を参考にさせていただきました。

【10】マイク及びスピーカーについて
◆本作品は、androidスマホ及びドローンだけで作動します。
◆つまり、
①音声コマンドは、スマホに向かって語りかけ、
②それに対するドローンの応答音声は、スマホのスピーカーから流れます。
◆他のデバイスやスピーカーは必要ありません。
◆本作品を自宅で使用する際は、以上で十分なのですが、広い会場でデモを行う際は、スマホのスピーカーからの音声だけでは音量が小さすぎて、聴衆の方々は、上記②ドローンからの応答音声を聞き取ることができません。
◆したがって、広い会場でデモを行う際には、スマホのイヤホンジャックに普通の(=スマートスピーカーではない)スピーカーをつないで、上記②ドローンからの応答音声を増幅する必要があります。
◆ただ、スマホのイヤホンジャックに直接、普通のスピーカーをつなぎますと、スマホのマイクが無効になってしまい、音声コマンドをスマホへ送ることができなくなります。
◆そこで、スマホのイヤホンジャックに直接、普通のスピーカーをつなぐのではなく、スマホのイヤホンジャックには、まず、「ヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル」をつないで、スマホのイヤホンジャックを(A)マイク用ジャックと(B)スピーカー用ジャックとに分岐させます。
◆その上で、(A)マイク用ジャックには、普通のマイクをつなぎ、(B)スピーカー用ジャックには、普通のスピーカーをつなぎます
◆こうすれば、スマホに音声コマンドを送り、かつ、ドローンの応答音声を増幅することが可能になります。(このようなことをせず、普通のスピーカーフォン1台をスマホにつなぐだけで事足りるのかもしれませんが、試した限りでは、その方法では音声コマンドがうまく通りませんでした。)
◆実際に使用したヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル並びにマイク及びスピーカーは、次のとおりです。(すべてアマゾンでの購入品です。)
【アダプターケーブル】
 ●サンワサプライ ヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル(3極メスx2->4極オス) 黒 KM-A25-005
【マイク】
 ●サンワサプライ フラット型PCマイク MM-MC23
【スピーカー】
 ●Muziliブルートゥース スピーカー Bluetooth スピーカー speaker 重低音 高音質 臨場感満点 耐久性 ハンズフリー通話 コスパ最高(ブラック)
◆なお、使用したスマホは次のとおりです。(ヤマダ電機通販公式サイトでの購入品です。)
 ●ヤマダ電機オリジナルモデル EP-171AC/B Android搭載SIMフリースマートフォン EveryPhone AC ブラック (android7.0)

 

【四】操縦の際の注意点

【1】音声認識について

◆このSDK(rediscovery-of-the-wheel/FlightDemo)は、音声認識を「Android Speech Recognizer」により行います。
◆SDKにより作成したアンドロイドアプリとドローンとの通信は、Bluetooth経由で行いますが、アプリ内のAndroid Speech Recognizerは、wi-fi経由でgoogleのサーバーから音声認識結果を取得します。
◆そのため、音声コマンドを発したタイミングで、wi-fiが一時的に極端に混雑したようなときは、音声コマンドが通らないこともあるようです。
◆なお、Android Speech Recognizerは、オフラインでも認識結果を取得することができますが、認識精度はオンラインのときの方が良いようです。

【2】音声コマンドについて

◆音声コマンドは、基本的に①「コールサイン」③「ドローンの動き(離陸、着陸、宙返りetc.)」の順番で発します。
◆注意すべきは、上記①と③との間に②「方向」を入れなければならない音声コマンドもあるという点です。
◆具体的には、次のとおりです。
 【A】離陸;音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、離陸」
 (※離陸は、上記①及び③だけでOKです。)
 【B】着陸;音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、着陸」
 (※着陸は、上記①及び③だけでOKです。)
 【C】移動;音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、前、移動」
 (※移動は、上記①及び③の他、②「方向」が必要です。命令可能な方向は、「前」「後」「上」「下」「右」「左」の六つです。)
 【D】ターン;音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、右、ターン」
 (※ターンは、上記①及び③の他、②「方向」が必要です。命令可能な方向は、「右」「左」の二つです。)
 【E】スピン;音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、左、スピン」
 (※スピンは、上記①及び③の他、②「方向」が必要です。命令可能な方向は、「右」「左」の二つです。)
 【F】フリップ(宙返り);音声コマンドの例:
 「ブルーサンダー、前、フリップ」
 (※フリップは、上記①及び③の他、②「方向」が必要です。命令可能な方向は、「前」「後」「右」「左」の四つです。)
 【G】ファイヤ(キャノン砲の発射);音声コマンドの例:
 「ブラックライダー、ファイヤ」
 (※ファイヤは、上記①及び③だけでOKです。)
 【H】クローズ(グラバーのクローズ);音声コマンドの例:
 「レッドグラバー、クローズ」
 (※クローズは、上記①及び③だけでOKです。)
 【I】オープン(グラバーのオープン);音声コマンドの例:
 「レッドグラバー、オープン」
 (※オープンは、上記①及び③だけでOKです。)
 

【五】その他

【1】YouTubeにアップしたMA2018向けトライ動画
◆本ページ上段にサムネイルが表示されている動画を撮影する前に、何度もトライを重ねました。トライした一連の動画も、YouTubeにアップしてあります。

 ①撮影準備その1『MA2018向け』;
 https://youtu.be/VvkzNLbU-bE

 ②デモの練習その1(NG!レッドが言う事をきかない)『MA2018向け』;
 https://youtu.be/4h-dxOit5Tc

 ③デモの練習その2(NG!レッドとブルーがうまく動かない)『MA2018向け』;
 https://youtu.be/8vl6qCedQ64

 ④デモの練習その3(NG!3機同時飛行、だがフレームアウト)『MA2018向け』;
 https://youtu.be/GsqqJyMFvTk

 ⑤デモの練習その4(NG!ブラックのキャノン砲が飛行中は作動しない)『MA2018向け』;
 https://youtu.be/xfBGtfWSBR0 

 ⑥デモの練習その5(OK!ようやくOK!ショートバージョン:1分46秒ver.)『MA2018向け』;
 https://youtu.be/-aEXmhxZtj8 

◆なお、実際は、ドローン3機はOKなのに、人間(=私)がセリフを噛んだり、コールサインを間違えたりしてNGになった動画が大量にあるのですが、それらはYouTubeにアップしておりません。

【2】2018年11月12日「Mashup Battle 1stSTAGE in 東京一部」において、デモを行います。

【3】デモ会場において、プログラマーの白井さんから個人賞『単純にファンです賞』をいただきました。感激です、有り難うございました。いただいた賞状の画像は、本ページにアップさせていただきました。

【4】実は、本作品を製作するまで、VUIの必要性や重要性を理解できないでいました。「タッチ操作で問題なくできることを何故わざわざ音声でやるのか?」と思っていたのです。ですが、本作品の製作過程で「複数のロボット(ドローン)を同時に、かつ、個別に操作する」というテーマに取り組んだとき、初めて「ああ、確かに、操作対象が複数になれば、そして、操作対象が今後さらに増えていけば、音声の方が操作しやすいな。それに、音声操作の対象が複数なら、コールサイン(呼出符号)が必要だな。航空管制官だって音声でコールサインを前置して複数の航空機に指示を出すし、そういえば、映画スターウォーズでも『R2-D2、あれを解除しろ!』って言っていたしな。」ということに気がつきました。その意味で、今回の機会(チャンス)を提供してくれたMAに感謝いたします。

【5】最後に;ドローンの未来について(「空飛ぶクルマ」「F35Bステルス戦闘機」「MV-22オスプレイ輸送機」との関連)

◆ドローンは、まさに日進月歩で進化を遂げています。
◆たとえば、数年前までは、ドローンにホバリング(空中の一点で停止姿勢を保つこと)をさせるには、多少の操縦技術を要しました。ところが現在では、本ページのデモ動画(https://youtu.be/OIpcR1kj4eQ)でもおわかりのとおり、普通に、難なく実行することができます。(これは主に、センサーの進化に起因します。即ち、MAMBOは、機体底部搭載カメラがセンサー機能を有しており、ホバリングの際は、このセンサーが地表との距離を算出し、機体の高度を一定に保ちます。)
◆そして、注目すべきは、最近、新聞紙上等を賑している「空飛ぶクルマ」です。
◆『「空飛ぶ車」で官民協議会 政府が年内にも設立』(2018.7.2産経ニュース)をみる限り、空飛ぶクルマの完成予想図はドローンそっくりです。
◆対角線上に四つのプロペラを配置し、中央機体部分に人を乗せる構造は、「空飛ぶクルマ」というより、むしろ「乗用ドローン」と表現するほうが適切かもしれません(空飛ぶクルマは、「クルマの延長」というより、「ドローンの延長」という発想なのかもしれません)。
◆これは、空飛ぶクルマの初期モデルが、ドローンの飛行技術を参考にしていることを物語っています。
◆もしそうであれば、空飛ぶクルマが実用化され(実用化は、2020年代と予想されています)、大手メーカーが新モデルの開発にしのぎを削るようになれば、空飛ぶクルマ向けに開発された新技術は、今度は逆にドローンに移植されるようになるでしょう。
◆ドローンの進化は、まだ、緒(ちょ)に就いたばかりと言ってよいのかもしれません。
◆なお、「空飛ぶクルマ」で検索すると、プロペラを持たないジェット機のような形状の完成予想図の画像もヒットします。そのようなプロペラなしの空飛ぶクルマを実現するためには、滑走路不要の「垂直離着陸」の技術がもっと汎用化されることが条件になるでしょう。ジェット機の垂直離着陸の技術は、最近になって米国が、ステルス戦闘機「F35B」で確立しました(F35B 垂直離着陸 動画)。これを受け、日本は、F35Bの導入を決定し、いずも型護衛艦を「空母化」する構想が始動しているようです。艦載機が垂直離着陸できるのであれば、長い甲板や滑走路は不要になります。F35Bの登場により、空母は小型化の時代に突入したと言われています。一方、ヘリコプターのようなプロペラ機の飛行速度(推力)を高める技術は、米国が輸送機「MV-22オスプレイ」で実現しました。MV-22オスプレイは、離着陸時はプロペラが下を向いていて、垂直離着陸ができますが、飛行中はプロペラの向きが90度変わって、推進力を高めます(MV-22オスプレイ 垂直離陸から水平飛行 動画)。垂直離着陸可能な戦闘機F35B及び垂直離着陸可能な輸送機MV-22オスプレイの技術は、いずれはドローンの世界に入ってくるかもしれません。
◆「空飛ぶクルマ」関連の報道記事等;
□「空飛ぶクルマプロジェクトが経産省では“異例”の「週1官僚」を募る理由」2019/3/7 12:20CNET Japan
□「空飛ぶクルマの実証実験、羽田空港などで年内実施へ-経産省と国交省が主導、国内外企業が参加-」2019/2/4 22:45自動運転ラボ
□「ボーイング、「空飛ぶクルマ」の飛行試験に成功…自動、電動、垂直離着陸[動画]」2019/1/26 18:00レスポンス
□「カーティベーター、「空飛ぶクルマ」、屋外飛行試験の初フライトに成功」2018/12/21 10:15レスポンス
□「テラドローン、「空飛ぶクルマ」開発事業に参入 CARTIVATORへの支援開始」2018/12/2 07:30レスポンス
□「アウディ、空飛ぶタクシーの初フライトに成功…自動運転EVで道路も走行」2018/11/28 14:45レスポンス
□「空飛ぶクルマ、20年代に都市部飛行 国交・経産が行程表素案」2018/11/16 20:00日本経済新聞
□「トヨタ支援の「空飛ぶクルマ」、実用化へ一歩」2018/11/2 20:33日本経済新聞
□「空飛ぶクルマとは? 仕組みや技術、必要なインフラなど-実用化の段階が到来へ-」2018/10/1 00:09自動運転ラボ
□「「空飛ぶクルマ」を2000万円台で、23年の日本発売時-開発者代表」2018/9/28 09:27ブルームバーグ
□「『空飛ぶクルマ』2020年代に実用化へ 本当に実現するのか、経産省担当者を直撃」2018/7/16 10:02弁護士ドットコムニュース
□「ウーバー、「空飛ぶタクシー」の最新仕様を公開」2018/5/9 6:23日本経済新聞
□「「空飛ぶタクシー」、仁義無き主導権争い」2018/5/9 14:57日本経済新聞
□「日本発「空飛ぶクルマ」実現へ、トヨタグループに続きパナソニックも支援」2018/3/23 12:15レスポンス
□「「空飛ぶクルマ」20年代実用化へ 経産省が議論開始」2018/3/19 19:34日本経済新聞

【6】補遺

◆昨年のMA2017東京予選のデモでは、カメレオンの真似ができたことに気をよくして、臆面もなく「これが、人間様の知恵!」等と嘯(うそぶ)いてしまいました(Twitter動画)。
◆今年は、本作品のプレゼンを準備するに当たり、デモ用の台本を書き、人間一人(=私)及びドローン三機でチームを組んで、デモ動画の撮影を行いました。その際、ドローンたちがセリフを一度も間違えず(当然ですが)、動きも普段どおり滑らかだったのとは対照的に、人間である私は、カメラを意識するあまり動きが甚だぎこちなく、しかもセリフを何度も間違えてしまいました。
◆その事実を直視するとともに、ロボットたちと共存する来るべき近未来に思いを馳せ、自戒の念を込めて次のような一言をもって、擱筆(かくひつ)します。
◆「もう、『人間様』じゃいられない。」(相川七瀬「夢見る少女じゃいられない 」をもじったものです。)

 

 

チーム
プロトタイパー
Wow
ロボットたちと共生する世界では、「R2-D2、あれを解除しろ!」。つまり、コールサイン(呼出符号)と音声コマンド(VUI)が必須。