はじめに
認知症の中でも若年性アルツハイマーの方に寄り添ったモノを作成するために、ターゲットを若年性アルツハイマーに絞り、ペルソナを作成。(詳細はストーリーに記載)
VUI(音声ユーザーインターフェース)を使用するため、セリフの一貫性を持たせる必要があり、コンシェルジュのキャクターをチームで作りあげて「みかんちゃん」のイメージを共有。(詳細はストーリーに記載)
コンシェルジュ・アバター作成
Vroidにてみかんちゃんの3Dモデルを作成しvrmで出力
・初期モデル
・改良後モデル(より表情が豊に見える工夫をしました)
みかんちゃんのモデルは若年性アルツハイマーの方にご協力いただきご意見を伺いました。
サポート内容とコンシェルジュの音声作成
・若年性アルツハイマーのペルソナが楽しく準備できるような工夫をしながら
朝出勤までのサポートの内容を作成。
・キャラクター設定に基づいて、セリフを設定し、voicepeakという合成音声ソフトにて
みかんちゃんの音声を作成。
音声に合わせたポーズ画像の作成
・セリフに合わせたみかんちゃんのポーズ画像を作成するために、ブラウザ上でカメラに映った人の
表情や手の動きを反映できるWebcamVtuberを使用して、ポーズ画像の撮影を実施。
・チームで効率的に分業を進めるために非エンジニアの方が積極的にモデル役カメラマン役を実施
実装
準備した音声や画像を使用して、voiceflowにて、朝のサポートフローを作成。
・起床サポート「おはようさーん」
・朝の気分を盛り上げる声かけ
・気分を上げるおみくじ機能
・持ち物チェック
・認知機能を維持するための声かけ
・出勤サポート「いってらっしゃい!」
発展
・voiceflowで作成されているため、WebアプリやAlexaスキル、LINE botなど、
ユーザーの日常生活に合わせて幅広い形でサービスを発展させることが可能です。
・みかんちゃんの3Dデータをvrmで出力しているため、clusterなどのVR SNSで
みかんちゃんのモデルを使用することができます。