EleMag Harmony

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電子部品のノイズで、音楽を奏でる!?
モーター、リレー、ソレノイドなど、電磁気を利用して動く部品が奏でる様々なノイズ。この電気×磁石のハーモニーを使って、自作楽器を作ってみました!

link https://jinproduction.work/product/elemag-harmony
  • KOSEN賞 by 国立高専機構 共同教育プロジェクトヒーローズ・リーグ 2024
動画
開発素材

デバイス

システム構成
system image

PC上のソフトウェアでmidiファイルから音階を抽出し、STM32に向けてシリアル通信でリアルタイム送信

STM32上で送られてきた音階の情報を各楽器に割り当てる。各楽器の割り当ては、モーターがメロディ、フロッピーディスクドライブがベース、リレーがドラムを担当。

ギターのパートは、エレキギターのピックアップ上部についているソレノイドが磁界を振動させ、その振動を弦の振動の代わりに直接エレキギターのピックアップに伝えることにより、ギターの自動演奏を実現。

音符の板の端にはLEDバーがついており、制御基板裏面についたマイクが音のレベルに合わせてこのLEDを光らせるオーディオビジュアライザー機能も搭載。

ストーリー

私が高専2年生(2019年)のころ、フロッピーディスクドライブを楽器にして演奏するオープンソースのプロジェクトに憧れ、手元にあったリレーを楽器にして演奏できないかと考え着想。この作品をMusic Relayと名付け、当時の高専祭に出展しました。

その翌年(2020年)、高専の同期がキットを使用してエレキギターを自作。このギターを軽音楽部の人に演奏してもらい、Music Relayと合わせる企画をこの年の高専祭に出展。ここから、ギター×リレーの展示品を目標に、プロジェクトをDream Electric Orchestraと名付けて改良していきました。

しかしギターの自動演奏やタイミングの問題などに難航し、プロジェクトはうまく進まず、3年の月日が流れます。ある日、ギターの自動演奏には、磁力を用いて弦を疑似的に振動させる方式を思いつき実験。弦は振動しなかったが、ピックアップがその振動を広い、演奏に成功。

また同じころ、タイミングの問題を専用ソフトウェアの改良によって克服し、リレーだけでなくモーターやフロッピーディスクドライブも楽器としてハモる改良を施しており、そこにギターの自動演奏を組み込みました。またこの時には、作品がオーケストラではないことや、電磁石で音を奏でているというところを考慮し、名前をEleMag Harmonyに変更します。

そして2023年にこれを完成させ、高専祭に展示しました。

メンバー
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    Jin @jin_neuron

関連イベント
  • event ヒーローズ・リーグ 20242024-09-02 開催
  • event アバナードHuman Impactリーグ2024-09-02 開催
関連リンク
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ばんの @tomoki_banno

YouTubeで紹介させていただきました!
https://youtube.com/live/E4Z8g71zuE8

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湯村 翼 @yumu19

これは良い❗️

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KOSEN賞 by 国立高専機構 共同教育プロジェクト @ヒーローズ・リーグ 2024

本来楽器ではない高専生の身の回りにありがちな電気機器で楽器を作成するという斬新なアイデアとその完成度を評価しKOSEN賞に選定させていただきました。ぜひ実物を見てどのような音楽を奏でるのか生で聞いてみたいものです。これからも楽しい作品を作ってください。


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  • event ClappySound
  • event 電子弦 unLimitED
  • event 腕de時計

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