Mashup Awards 2016 Interactive Design部門賞受賞のおばけパズル
基板バージョンがアップし、まばたき機能と電源ボタンおばけの点灯が追加されました。
また、試作レベルを超えた耐久性を有しています。
・目が光る、不思議なおばけのパズル
一見普通の木製のパズルですが、ピースをはめていくとオバケの目が光り出す、インタラクティブなパズルです。
・シンプルで裏表のないデザイン
たった11ピースのオバケの形をしたパズルですが、デザインがシンプルな曲線で構成されており、また表裏の区別がつかないため見た目以上に難易度も高いので、小さな子供から大人まで十分に楽しむことが出来ます。難しさを演出するため、表でも裏でも、また不正解の位置でも目が光るように設計しています。
・「木」の質感と「非接触給電」というエレクトロニクスの融合
「木」というあたたかく馴染みのある素材を使い、表面に全く電気的な接点をつくらずに、ピースをはめていくと目が光る、という驚きを「非接触給電」のテクノロジーを使うことで実現しました。
<耐衝撃性>
•試験項目1
makita125mmランダムオービットサンダモデルB05041
粒度240最大回転12,000min(回転/ 分)(振動3 軸合成値3.5m/s2)
上記サンダで2分間の振動を与える
結果:評価OK(問題なく動作)
•試験項目2
台座を垂直に立て、フローリング床で倒す評価を実施
結果:評価OK(問題なく動作)
<連続動作>
•150時間連続動作
結果:評価OK(問題なく動作)
Prototype3では
・マイコンを使用。
おばけがランダムにまばたきする機能が実装されています。
電源の魂の形をしたおばけの目が光ります
ボタンがプッシュダウン・プッシュアップ型から単純な実装プッシュ型になっています。
・光量がUP
LEDへの送電回路側の工夫・機械的構造の工夫により、光量がUPしています。
特徴・設計
むずかしい!正解で目が光る!でもピースが表でも裏でも、間違っていても目がひかったりするおばけだまし機能搭載。というコンセプトで開発をスタートしています。
デザイナーが似ているカーブでおばけを構成し、パズルとしての難易度をあげながら、それぞれ特徴のあるおばけに。
機構設計・電気設計担当がそれぞれ必要な基板・構造レイアウトを検討しながら、デザイナーの引いた線を一部修正依頼をしていく形で形状を最適化しています。(もちろん、パズルの難しさは健在のまま)prototype2で非常に苦心した組み立て構造の改善なども大幅に取り込んでいます。
これにより9mmという極めて薄い厚みを実現しています。
目が光る仕組み
・基板に作画されたコイルによって、送信。
・共振用コンデンサを用いたLC並列共振回路の2点を応用し、送受信基板間に10mmの木材を挟んでもLEDを点灯することが可能な超薄型かつ小型のワイヤレス給電システムを開発し、搭載しています。
水晶発振子とインバーターICによるシンプルな発振回路にマイコン制御を加えること、複数のコイルへの給電を独立して制御しています。
受信基板の小型化・薄型(0.6mm)化が実現できたことにより、マウント部品を含めて1.5mm厚の合板の間に受信基板を挿入することが可能となっています。
また、受信基板に電池/電源を持つ必要がないため、受信基板側での電池交換が不要です。
おばけがランダムにまばたきする機能は、電磁誘導を行う周波数帯にさらにPWM制御を重畳させており、あまり類を見ない制御が実装されています。
Wow
挑戦すると思った以上の難しさに、体験者もギャラリーも思わず笑顔になるパズルです!
YouTubeで紹介させて頂きました
https://youtu.be/A1gije5oN3o