まずこのシステムはM5AtomをコアとしたハプティックデバイスとAmazon Echo Show10が内蔵する照明や、センサーのデバイスのハブ機能を活用しています。
システムの動き
- Alexa対応のPhilips Hue 人感センサーをAmazon Echo Showを使ったスマートホームシステムに連携
- ハプティックデバイスはEspalexaというESP32をPhilips Hueの照明と認識させるライブラリを使ったシステムを構築。スマホのAlexaアプリからスマートホームデバイスとして登録する。
- Alexaの定型アクションを使って、センサーが反応したら、ハプティックデバイスが動くように設定します。
- 人感センサーが反応すると定型アクションが実行され、ハプティックデバイスが心臓のドキドキ音を再現し、あなたに奥さんが迫っていることをお知らせします。
ハプティックデバイスについて
このデバイスは触感デバイス開発モジュール"hapStak"のデジタル版を使っています。 このデバイスはM5 Atomで開発ができるようにデザインされており、M5 Atomにwavデータを配列に変換したデータを格納、I2S経由で音データを出力すると、アクチュエーターがwavデータを再現し震えます。 またEspalexaライブラリを活用して、Wi-Fi経由で家庭のalexaデバイスを中心としたスマートホームシステムに接続することでAlexaや他のデバイス(今回はセンサー)をトリガーに動かすことができるようにしました。
M5 Atomの無線LAN機能を用い、スマートホームシステムと連携することで触感デバイスをIoT機器として活用できる可能性を示した作品だと感じました
また、小型で大出力を発揮するアクチュエータの威力も活用しており、製品の威力と魅力を最大限に引き出している作品であると言えます。