概要
ぶんぶんゴマコントローラー「ぶんコン」とこれで遊べるゲームをUE4で開発しました。 ぶんコンとUE4はBluetoothで接続し、UE4Duinoプラグインを使って通信しています。
ゲーム本編では、プレイヤーはフクロウとなって、鳥の飛行を体験します。 コマを回すことでフクロウが羽ばたき、コマが止まると羽を広げて滑空する。 この2種類の羽ばたきと滑空操作を使い分け、ゲーム世界を飛び回り、探索と狩りをして遊ぶゲームです。
ぶんコン
ぶんコンはコマ部分と手元の2つのパーツで構成された専用ぶんぶんゴマコントローラーです。
ぶんコンは2種類のデバイスを用いてゲームの入力を検知しています。
- コマの回転を検知する加速度センサ(TWELITE CUE)
- 手の傾きを検知する9軸センサ(M5Stack Gray)
コマの中心部にTWELITE CUEを搭載し、コマ自体の回転状態を加速度センサで検知しています。 取得したデータをもとに、UE4内で4種類の回転状態を識別し、これを操作に取り入れています。
また、M5Stack Grayで手の傾きを検知し、UE4内で別操作として取り入れています。
両者ともBluetoothでPCと接続し、シリアル通信で値を取得、ゲームに反映しています。 エンクロージャーは3Dプリンターで作成しました。
UE4
UE4Duinoというプラグインを用いてシリアル通信を制御しています。 ぶんコンから来た2種類のデータは2つの操作に反映しています。
①羽ばたきと滑空操作
羽ばたきと滑空状態を区別するには、コマから来る加速度の値はそのままだと全く入力として使えなかったので、グラフ化してパターンを検出しました。 結果として4種類の操作に区別できるように組み込みましたが、めちゃくちゃ苦労しました。 ⇒詳細はストーリーにまとめています。
②飛ぶ方向の操作
手の傾きで飛ぶ歩行を指定できます。いわゆるジャイロ操作です。 操作感はWii Sports Resortの遊覧飛行をイメージしてもらうと分かりやすいです。
YouTubeで紹介させていただきました!
https://youtube.com/live/5YUU8I8N5Ag