うちパレ

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特別な機材は必要なし!インタラクティブVRパレードという新感覚な体験ができる作品です!!”流れている映像をただ観る360度パレード動画の時代に終止符を打ちたい”そんな想いで創り上げました。

  • ルーキーヒーロー by 一般社団法人MAヒーローズ・リーグ 2021
動画
開発素材
システム構成
system image

ゲスト側とキャラクター側が共有しているVR空間はUnityで作成。Google Cardboard for Unityを用い、スマホVRに書き出している。

<ゲスト側>

Teachable Machineのポーズプロジェクトでモデルを作成・ダウンロード。これらを、検出されたポーズによってFirebase Realtime Databaseの変数の値を変更するWebアプリにし、Firebase Hostingを用いデプロイ。Firebase Unity SDKでUnityで作られたVR空間と連携することでゲスト側とVR空間の間のインタラクティブ性を実現。

<キャラクター側>

ダンス作成ではBlocklyを、キャラクターの身体の向き調整ではjQuery Knobを採用。Webアプリにし、Firebase Realtime DatabaseにUnity側と共有したい値を登録。Firebase Hostingを用いデプロイ。Firebase Unity SDKでUnityで作られたVR空間と連携することでキャラクター側とVR空間の間のインタラクティブ性を実現。


ストーリー

<コンセプト>

コンセプト画像

< Keyword >

・インタラクティブ性

・気軽さ

・今までにないVRパレード体験

< 背景 >

パレードには、「テーマパークの中などで一種のショー・アトラクション的に行われるもの」と「優勝祝賀パレードなどのように公道を通行止めにして行われるもの」の2種類があります。パレードはVRでも表現されており、前者の「テーマパークの中などで一種のショー・アトラクション的に行われるもの」の例としては、「ピューロランド VR」などがあげられ、後者の「優勝祝賀パレードなどのように公道を通行止めにして行われるもの」の例としては、「TOKYO RAINBOW PRIDE 2019 PARAD」・「フィギュア羽生結弦選手オリンピック2連覇 10万人の祝賀パレードVRなどがあげられます。しかし、これらのVRパレードは、顔を動かして好きな方向を見ることはできるものの、流れている映像をただ観るだけのものでした。"流れている映像をただ観る360度パレード動画の時代に終止符を打ちたい" そんな想いで創り上げました。

・ピューロランド VR

・TOKYO RAINBOW PRIDE 2019 PARADE

・フィギュア羽生結弦選手オリンピック2連覇 10万人の祝賀パレードVR




パレードの魅力とは??

1. キャラクター・優勝選手などと観客の触れ合い、熱量の交換の場である点(一体感)

2. 見ている場所によって背景の異なる写真が撮れる点(唯一無二性)

見る側が見られる側に手を振る、呼びかけるという行動によって、見る側が見られる側からファンサービスをもらえるという点が特に重要視されており、他のショーとの違いと言えます。

→つまり、VRのパレードエンターテインメントにおいても インタラクティブ性は必要



パレードをVRで表現するとは??

パレードをVRで表現する際に、一番大切にしたいと感じたのは 「気軽に体験できる」という視点

パレードはキャラクター・優勝選手などとの触れ合い、熱量の交換の場であるという点から見てもやはり、生のパレードにVRパレードが勝てることはないのかもしれません。しかし、私はVRパレードは生のパレードを見に行くきっかけになる可能性を秘めていると感じています。

だからこそ、 ”気軽に体験できる” という点を重宝しました。 ”特別な機材は使わず、既にユーザーが持っているもののみで楽しめるコンテンツにしたい” そんな強い思いから、一体型VRゴーグルではなくスマホVRを採用、コントローラを別で用意するのではなく、身体入力による操作を採用という手段を選びました。

→VRのパレードエンターテインメントにおいて 「気軽に体験できる」という視点は重要

<身体入力を採用している理由>

テーマパークを行った後に感じる「気持ちの良い疲れ」を表現したかった為。



ゲスト側、キャラクター側という2つの役割が

新感覚なVRパレード体験を生み出した?!

HMDが提供する高い没入感は、時にVRユーザーを外界から孤立させてしまうことがあります。パレードはキャラクターとの触れ合い、熱量の交換の場であるという点を考慮した際、VR体験者が外部ユーザーとコミュニケーションをしながらパレード体験ができる方法を模索する必要がありました。そこで、ゲスト側、キャラクター側という2つの役割を設け、コミュニケーションを取り合うことで、 1つのVR空間を2人で楽しむという新しい体験を作り出しました。

1つのVRパレード空間を2人で楽しむ

< ゲスト側、キャラクター側の役割を簡単に変えることができる>

カラオケボックスで”歌う人”・”聞く人”と役割を変えることができるように、うちパレでは、”キャラクター側”・”ゲスト側”と役割を簡単に変えることができます。

役割変更


<ゲスト側、キャラクター側ともに場所を選ばない>

同じ場所で一緒に遊ぶことも別の場所で一緒に遊ぶこともできます。

場所を選ばすに楽しめるというVRの特性を生かし、図の左側のように、同じ物理的空間でゲスト側、キャラクター側の役割を変えながら遊ぶことも、図の右側のように、別の物理的空間でもゲスト側、キャラクター側の役割を変えながら遊ぶこともできます。

場所を選ばない


<誰でもキャラクター側を体験できる>

通常、パレードはライブパフォーマンススキルを持っている人のみキャラクター側になれます。しかし、**”気軽に体験”**を大事にしているうちパレでは、ダンスを組む・身体の向きを変えるということがWeb上で簡単に完結するので、誰でもキャラクター側になれるという特性を持ちます。さらにダンスはビジュアルプログラミングを採用しており、ブロックを組み立てることで作ることができるので、年齢問わず楽しめるのが魅力となっています。


<遊び方>

<ゲスト側>

ゲスト側は、スマホをはめ込んで使う簡易的なスマホVRでVRパレードを楽しむことができます。また、身体入力により、場所移動・写真を撮る・キャラクターにエールや手を振るという3つのことができる。

〜〜用意するもの〜〜

用意するもの

〜〜手順〜〜

ゲスト側使い方

〜〜身体入力詳細〜〜

Teachable Machineのポーズプロジェクトを複数作成し、入力された入力ポーズによってそれぞれ指示を送ることで、場所移動・写真を撮る・キャラクターにエールや手を振るという3つのことを実現しています。

身体入力詳細

図のように10種類のポーズプロジェクトが相互的に作用する仕組みを作りました。最もよく使えわれる入力は、キャラクターにエールや手を振るであると考えた為、これらの入力は多くの手順を踏まない段階で入力ができるように工夫されています。また、場所移動に関しても、通常移動と選択ポイント移動という2種類の移動方法を実装することで、上下前後左右移動だけでなく、VRならではの瞬間移動ができるようになっています。

それぞれのポーズもなるべく難しくならないように工夫しています。うちパレは、**"気軽に体験できる"**という視点を重宝している為、多数ある入力をふらっと参加したゲストユーザーが覚えやすいような入力を意識しています。また、ゲスト側のVR画面にポーズの見本を表示させることで、現在どの入力段階にいるのか・その段階ではどんな入力方法があるのかも補助的に見ることができます。




<キャラクター側>

キャラクター側はWebサイトで、パレードをスタートする・Web上でブロックを組みキャラクターのダンスを作る・キャラクターの身体の向きを変えるという3つのことができる。

〜〜用意するもの〜〜

キャラクター側用意するもの

〜〜手順〜〜

キャラクター側使い方

〜〜操作詳細〜〜

キャラクターを選択することで、キャラクターごとに指定することができる為、ゲスト側の人とコミュニケーションを取りながら、インタラクティブに変更することができます。

操作詳細


<うちパレの舞台であるテーマパーク>

テーマ:"自分らしさ"を表現できる場所

テーマパーク写真




<副産物 360度動画について>

うちパレの舞台であるパークをフロートに乗って1周巡れるコンテンツを大公開!! 360度動画は副産物ではありますが、YouTubeで気軽に体験できるので、是非!!!

メンバー
  • user
    aya(SakÜRa♪) @sakura_music125

関連イベント
  • event ヒーローズ・リーグ 20212021-09-06 開催
関連リンク
user
湯村 翼 @yumu19

パレードには参加するという楽しみ方があるのか、なるほど!

user
Yosuke Toyota @youtoy

決勝プレゼンを見て、こちらのページへ来ました。
インタラクション要素、良いですね!

user
ルーキーヒーロー by 一般社団法人MA @ヒーローズ・リーグ 2021

パレードのすべてを楽しみたいという純粋な想いが形になった作品。
誰でも気軽に体験できる仕組みや、パレードをBlockyを使って自由に創れるなど、こだわりをうまく形にされています。
体験してもらうことが難しい状況ながら、360度映像を公開して見てもらえるようにするなど、パレード愛に溢れていた作品でした。
(決勝におけるビンゴ得票数にてヒーローに選出)


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